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鹿児島黒豚物語

さらにおいしい豚肉を品種改良への情熱は休まない

「おいしさ」を求めて、続ける努力

黒豚の先進地である鹿児島は、黒豚の研究においても、世界でも類を見ないスケールと内容を誇っています。
研究は、鹿児島県畜産試験場で主に行われているわけですが、他県から見学、勉強に訪れるほど、 かごしま黒豚のおいしさの背景には、つねにそれに関する研究への姿勢があるというわけです。

昭和47年から続けられた系統造成によるかごしま黒豚の品種改良は、10年の歳月をかけて昭和57年に系統豚「サツマ」を完成。
発育を良くし、赤肉と脂肪のバランスを良くすること、モモの肉量を増やすことを目標に改良した結果、 個体のバラツキが小さく、斉一性も繁殖能力も産肉能力も高い黒豚が生まれたのです。

また、量から質へと転換した豚肉の需要にマッチするように昭和57年からイギリスバークシャーを基礎とした系統造成を開始し、 平成3年に「ニューサツマ」を完成。
さらに、鹿児島在来の黒豚のみを基礎とした第3系統「サツマ2001」が平成13年7月に完成しました。

現在も第4の系統豚の造成が進められています。このようにおいしいかごしま黒豚をお届けする努力を、つねに続けています。

さらにおいしい豚肉を品種改良への情熱は休まない